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仏教婦人会総連盟 新会長挨拶

仏教婦人会総連盟会長  大迫 五十鈴(おおさこ いすず)

 

この度、仏教婦人会総連盟会長を拝命いたしました、山陰教区大田東組常見寺仏教女性会「むくの会」の大迫五十鈴と申します。どうぞよろしくお願い申しあげます。

 

私の住んでおります島根県大田市には、世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」があります。私は現在仕事をしておりまして、休日の一番はお寺のこと、次は石見銀山のガイドをしています。石見銀山最盛期には、百以上ものお寺があり、その中には顕如上人、教如上人と縁のあるお寺もあり、ガイドする中でそういうお話もさせていただいております。

 

平成七年、私は、若婦人中央研修に「私のお寺の女性会を立ち上げる」という使命を持って参加させていただきました。当時、小学生から中学生まで男の子四人を置いての本山行きに不安いっぱいでしたが、「今がチャンス、次の順番が回ってきた時には、もう年齢が該当しなくなるのですよ。」と坊守様に背中を押されての参加でした。帰宅した時、「留守中、お寺から夕食が届いたよ。」と、夫から聞いた時には、感謝とお陰さまで生かされているという感激で一杯でございました。

 

平成十年には、組連研、そして中央教修を受け門徒推進員にならせていただきました。私のお寺には総代が七名おりますが、その内の三名は女性で、私もその中の一人としてお寺の運営に参加させていただいております。

 

ところで、近年、仏教婦人会の加盟単位数が年々減少しています。会員の高齢化が一番の原因であることは明確ですが、このままでは組織の拡充などはとても考えられません。この度、仏教婦人会綱領がどなたにも抵抗なく受け止めていただける綱領となりました。綱領は、私たちが目指していく目標、指針です。ぜひ、若い方々、これまで違和感を持っておられた方々にお声をかけていただき、私たちの目指すものをお伝えいただけたらと思います。自他ともに心豊かに生きることのできる社会の実現のために、念仏者としてみ法(のり)の友の輪をひろげてまいりましょう。

 

これからの三年間、各教区から選出されました評議員の皆さんとともに活動して参りますが、全国の仏教婦人会員の皆さまのご支援、ご協力を何卒よろしくお願い申しあげます。