1965(昭和40)年5月に、第2回世界仏教婦人会大会がニューヨークで開催されました。このとき《慈悲の心で平和を》がテーマとなったのがはじまりです。
このテーマを具体的に実行するために、「布施の日を毎年2月第2日曜日に制定します。物心両面からの布施行を行い、この日に納められたご懇志は、社会事業のために寄付すること」と決議されました。この決定を受けて、〈布施〉という言葉に〈ダーナ〉をあてることを決めました。
2月は、「仏教婦人会連合本部」と称していた時代、本部長としてご教導くださった九條武子様のご往生の月にあたります。武子様の数多いご功績のうちでも、特に知られているのは、関東大震災の際、社会福祉のためにご尽力されたことでした。そのお志を胸に刻み、微力ながらもご遺志を受け継ごうという願いのもと、ダーナの活動は2月がスタートとなりました。